2017年07月03日

小さな刺客

よく日に干した布団、綺麗に洗濯したシーツ。
お気に入りの音楽をききながら、その日もゆっくり極上の眠りにつくはずでした。

人類最大の敵の襲撃までは。

強烈な脚のかゆみで目が醒めました。カ〜と、羽音が耳に響きます。
かゆい、くそう、かゆい。かゆいかゆいかゆい

まだ6月と思って油断していたので頼みの綱のキンカンを切らしていました。

かゆいかゆいかゆいかゆいかゆいかゆいかゆいかゆいかゆいかゆいかゆいかゆい
ああ、かゆい。

かゆいというのは人類の苦痛の中でも最たるものの一つです。拷問の手段や死刑の方法に選択されるくらいです。

かゆいかゆいかゆいかゆいかゆいかゆいかゆいかゆいかゆいかゆいかゆい
何か紛らわすことのできるものはないか

消毒液を塗ってみたり、氷をあててみたり。
サル並の対応策(΄◞ิ౪◟ิ‵ )しか思い浮かびません。

さて、今日は「代わり」の話です。
休暇を取ろうとしたら、休むなら代わりを見つけてね、と言われるので休めないという相談がたまにあります。

「代わりを(労働者の側が)みつけなければ休暇は与えない」というのは実は違法です。
代わりを見つけるのは使用者(雇っている側)の義務だからです。

使用者は、原則として労働者の申し出た時期に休暇を与えなければなりません。その例外として時季変更権はありますが、それは使用者が代替手段を講じることを尽くしてからなのです。代替要員を見つけるのもその一つです。

「代わりを見つけられなかったのに欠勤した」と使用者側が労働者に損害賠償を請求するぞという脅すケースまであるようですが、とんでもない話です。

人員ギリギリの零細企業にまでガチガチに労働法の適用をということに私は疑問を感じることがよくありますが、「代わりを労働者側に見つけさせる」というのは論外です、
若い真面目な人達には、「代わりをみつけないと休めない」と本当に思って休みたくても休めない方がまだ沢山いるのではと気がかりです。なんだか変だな、と思ったらググるなり、法律相談に行くなりして聞いて見て下さい。



ファラオがその眠りを妨げた者に呪いをかける気持ち、今よくわかります。

狼藉者を成敗したい。
しかし闇夜。羽音はするのにどこにいるのかわっぱりわかりません。
蚊取り線香もきらしていまして。

代わりのものがないか
そうだ


次の日、事務員が今日の菊さん、おばあちゃんの臭い と笑っていました。


昨日必死で炊いたもぐさいい気分(温泉)のせいです。
  平成29年7月2日 文責 弁護士 菊谷淳子

posted by KEYAKI at 16:09| 民事事件