2017年02月24日

予期せぬ迎え

日曜、ひどい風邪をひきました。

2,3日前ボス(⊙◞౪◟⊙)が咳き込んでたことをさりげなく思い出します。

熱が少しあろうが鼻水が出ようが、書面はかかなきゃいけないし、
風邪を引いているのなら事務員のいない日曜が一番なので、
這ってでも日曜出勤するはずなのですが

歩くこともできないくらいの頭痛。
痛すぎて、眠ることもできません。
場所が場所なので、後遺障害が残ったりしても大変だし、
救急車を呼ぼうか、どうしようかためらいながら布団の中でうずくまっていました。

救急車というのは、事故や災害、心筋梗塞や脳梗塞などの重病の方を運ぶもの、
と考えている私にとって、私なぞのために救急車を呼ぶなんて、ちょっと気が引けます。

電気毛布のせいで脚だけどろどろにとけた孤独死体にならないよう、電気毛布の電源を切り、
部屋で布団にくるまって、頭痛をこらえてうなっていました。

痛すぎて意識が遠のいて行く中、遠くからサイレンが聞こえてきました。
ついでに乗せてくれないかな・・・・
突然玄関のドアがバンバン叩かれました。

おかしいな、電話していないのに・・・・


さて、民事裁判で、裁判の当事者でない事情をよく知っている第三者に証言して欲しいとき、
「証人尋問の申出」をすると、尋問に呼んでもらうことが可能です。

では、その呼ばれた第三者は証人尋問を拒否できるのでしょうか。

実は、日本では、原則として、出頭義務、宣誓義務、供述義務という公法上の義務があります(民事訴訟法190条)。正当な理由なく出頭しないときは、10万円以下の罰金または拘留に処せられることがあります。
ですから気乗りしない、行きたくないから証言しない、などということはできません。
証言拒絶をする場合にはその理由を具体的に説明し、裁判所の判断を求めなければなりません。

で、証言拒絶が認められないのに行かないぞという場合には「勾引(こういん)」という手続きで、無理矢理お越し頂く制度があります。
裁判所が強制的にお連れするのです。

と言いたいところですが、実は法文上そうなっているだけで、
実際に民事で勾引が行われることはまずありません。


さて、おそるおそるドアを開けると、そこには消防士さんが二人。

(◞≼●≽◟◞౪◟◞≼●≽◟)はて?


「すぐ近所で火が出ています。一応、念のため避難してください」

その後のことはよく覚えていないのですが、看護師さんが笑いながら教えてくれました。

ボヤの注意をしにきた消防士さんに風邪で動けませんのでここで果てます。、といって布団に戻ろうとした私。
救急隊員が運び出したそうです。

平成29年2月24日 文責 弁護士 菊谷淳子
posted by KEYAKI at 00:17| 民事事件

2017年02月01日

月夜の集会

ここのところものすごく多忙で、自宅には申し訳程度に戻っているだけでした。
が、ある日、トイレでふと鏡を見るとそこに

落ち武者(◞≼●≽◟◞౪◟◞≼●≽◟)

・・・・こんな生活をしていてはだめだと思い、
少し早めに帰宅することにしました。

近道するため、人家と人家の塀と塀の間の隙間をよっこらしょと通るのですが、
この隙間は近所の野良猫どもも利用しているようで、よく野良猫たちと遭遇します。

その晩は、まだ午前2時ころだったと思うのですが、月が出ていて明るい時間でした。

その夜は妙に猫とすれ違うのです。前から三匹。

おかしいな

さて、判決というのは紙切れをもらうのためにもらうものではなく、
判決に基づいてお金や物を得たり、といったことが必要になります。
そこで物を返せという場合には物件目録を付けます。

不動産であれば不動産の所在、地番、地目・・・・といった登記簿記載の事項を
動産であればその動産を特定出来るよう詳細に記載します。

この動産が例えば生き物、猫などであった場合、猫目録を作成し、
できるだけ特定します。

特定の基準は、一目で、他と区別できるかどうかです。

通常は写真をつけ、猫でしたら性別、模様、大きさ、特徴、風貌、体型などを記載します。

ボランティアから猫を引き取った里親に対する返還請求事件で。他の猫と区別できないから引渡請求を認めなかった判決があります(大阪高裁平成26年6月27日判決)。しかしこれは、猫の特定が足りないというより、事件に3,4年経過していて幼年だった子猫たちが成長してしまったという事情があるようなので、猫の特定が無駄だったというわけではありません。引渡請求を認めた判例もあります。
ただ、これが金魚だとか鈴虫とかだったら難しいだろうなと思います。

まあ費用をかけてそんな訴訟をする方もそんなにいないだろうとも思いますが。

そう、おかしいのです。
普通野良猫は人間を見ると逃げるはず。
向かいから普通に歩いてきて、すれ違うことなんて本当はないはずなのです。

しかもそんな時間に猫も出歩きません。
もしや、と思い、ついて行くと、そこには

二十匹以上の猫がただ、じっと座っていました。猫の集会です。

私もちょっと座ってみよう、よっこいしょっと。
人間に見られたらアレですが、どうせ誰もあるいていないし。見回りのおまわりさん達も恐怖のあまりスルーしてくれるでしょう。

面白い経験をしたので記念に
カレンダーに 菊谷 am2:00 猫の集会と記載。
朝事務所に来たら、事務員の眼が言っています。

裁判所と病院に連絡を(ლ ^ิ౪^ิ)

そして、バレンタインにはきっと

猫缶が・・・・
平成29年2月1日 文責 弁護士 菊谷 淳子
posted by KEYAKI at 01:36| 割とあほなはなし