2016年07月18日

モクレンの調べ

お盆休みのころ、母の実家に毎年遊びに行っていっていたのですが、遊び相手がいなくていつも退屈していました。
でも10歳の頃、川向いの大きなおうちのマリちゃんと知り合いました。

両親が離婚していて父親とおばあちゃんと三人暮らしだというマリちゃんはおばあちゃんの趣味なのかちょっと古めかしいけれどきれいなワンピースを着ている同い年の子でした。

マリちゃんと近所を探検していたとき。

モクレンの生垣の向こうからものすごく美しいピアノの音色が聞こえてきました。
あまりに見事で、聞きほれてしまい、ついでにその家にお邪魔してしまいました。
弾いていたのは上品なおばさんでした。紅茶をご馳走になりました。

私は耳で覚えるのが昔から得意です。
ピアノ曲ならうろ覚えでも大体聞いた曲を再現することができます。
後で楽譜屋さんに行って、再現した曲を店員さんに見せて曲名を教えてもらうのです。
その時聞きほれた曲は、ショパン ピアノソナタNo.2
一生懸命練習しました。
でも、どうしてもあの音色にはなりません。
また母の実家に遊びに行ったら、またモクレンのおうちに行こう、そう決めていました。

さて、みなさんはご自身の記憶を何と結びつけて覚えていらっしゃいますか?
書面を作成するために依頼者に記憶をたどっていただく必要があるときがあります。
でも、それが何年のことだったかみなさんよくおぼえていらっしゃらないことがあります。
例えばなんですが

ご結婚されたのは何年ですか?ーーーー平成8年です

人生の数少ないメインイベントでさえ、ずばっと答えられる方はまれです。
大抵はいろいろな記憶と結びつけて覚えていらっしゃいます。

こちらもいろいろ記憶喚起に励みます。

お子さんが何年生のときですか?

どこの部署に居らっしゃったときでしたか?

どの会社に勤めていたときですか?

それぞれの人生のみちしるべは本当に違うのだと思い知らされます。その人ごとに本当に個性が現れます。
そこにはその人の一番の関心が表れるのです。


ところで半年後、お正月に母の実家を訪れたとき、必死でモクレンの生垣を探したのですが、どうしても見つけることができまん。
元地元民の母をうまく連れ出して散歩にでかけました。
母もいろいろなつかしそうに歩いていたのですが、ふとある廃屋の前で立ち止まりました。

ここには昔○○ソースという会社の社長さん夫妻が住んでいたのだけど火事になってそれから二十五年以上廃屋でね


(◞≼●≽◟◞౪◟◞≼●≽◟)?


そこには

荒れ果てて伸びきったモクレンの生垣が・・・・


それは恐怖の始まりでした
続く
posted by KEYAKI at 22:00| ほんのり怖い話

2016年07月13日

謎の盛りかご

関東地方では、お一人様にちょうどよい果物の盛り合わせがそろそろスーパーに並びます。ぶどう、りんご、もも、バナナなんかが一個ずつ入っていてちょうどよい感じなのです。

お昼の弁当と一緒にフルーツの盛り合わせ、
かわいらしい丸い葉っぱはランチョンマットにちょうどいいな。

事務員がその光景をみてなんだかぎょっとしていましたが。

二週間ほど菊谷アジアランチ週間を楽しみました。

さて、労働基準法には年次休暇の規定はあるのですが休日の規定はありません。なので、実はいわゆる年末年始とかお盆休みとかは法律で定められた休暇ではありません。
よく、年末年始とかお盆休みとかでみなさんがお休みされるのは、その会社の就業規則に定められているからです。
ただ、就業規則では日数は規定しているものの、
お休みの取り方自体はあくまで内部で調整する必要があります。
忙しい部署や小さな事業所などは特に配慮が必要になります。
部署内で特定の人物だけがいつも連休と直結する休暇を取得したりすれば不満がでるでしょうし、
小さな子供を抱えて普段突発的に休まざるをえない従業員がいる場合は、
ほかの従業員にはお休みで日ごろの負担の調整をとることも必要になるのかなと思います。
本当はそれが互いの思いやりでうまく調整できれば一番よいのですが、
私の知る限りでは人は迷惑をかけられることには敏感でもかけることには鈍感な生き物なので実際にはそういう思いやりは機能しない職場も多いのではと思います。

法律でも規則でも、その規定の運用が大切なんですが。


ところで、私もお仕事で訪ねたおうちでぎょっとするものを見たのです、

そのおうちのお仏壇に

菊谷アジアランチとそっくりなお膳が
丸い蓮のはっぱも・・・

そうです・・・・

7月13日、東京はお盆を迎えます。
   平成28年7月13日  文責 弁護士 菊谷淳子
posted by KEYAKI at 04:35| 民事事件