2016年03月24日

幕亜人形私もK

滅多に連絡をよこさない実家から連絡がありました。

もしや・・・・•(΄◞ิ౪◟ิ‵ )


93歳になる祖母がおりますので期日表をにらめながら連絡を入れました。

が、両親からの連絡はこういうお問い合わせでした


本当に大学を卒業したか


(◞≼●≽◟◞౪◟◞≼●≽◟)



でも大丈夫。ピアノの上に卒業証書おいてきたし。

さて、大学である教授からひどい評価を受けて単位がとれなかった、あるいは不当に成績がわるかった、とします。単位を認定しろ、とかもっと良い成績のはずだ、ということを裁判で争うことができるか、というと実は最高裁判所の裁判例がありまして、「一般市民法秩序と直接の関係を有するものであることが是認するに足りる特段の事情がない限り、司法審査の対象とならない」と言われています。つまり、原則として裁判で争うことはできません。

ある法科大学院で、60歳代の男性教授が、自分の作った司法試験の問題を大層懇ろな個人レッスンで女子生徒に教えた事件が少し前にありました。この事件自体もいろいろと問題があるところですが、この教授は以前から男子学生には良い成績をつけないとか、女子学生にだけ高級なお食事に誘うとか学内で噂があったそうです。

仮に、男子学生や、高級なお食事を断った女子学生がテストで非常に優秀であったにも関わらずこの教授から単位を認定もらえなかったとしても、裁判でその単位認定を争うことはできません。

ロースクールを経て新司法試験を受験する現在の制度で、よく議論されているのは合格者を何人にするかという問題です。しかし、こうした不条理不公平な事態を防ぐ方法を誰も検討していません。一発勝負の試験以外でどうすればこういう事態を防げるのか。しかも既に現実に起きていることなのに。

頑張って勉強した人が報われるということは制度の公正さの担保のために不可欠です。単位のためにパンツを脱げる学生ではなく本当に勉強した学生を本当に公正に評価できるシステムを作らないと、質のよい法曹が育たなくなるのではないでしょうか。

さて、実は両親からさらに連絡がありました。

司法試験の合格証がないようだが•(΄◞ิ౪◟ิ‵ )•(΄◞ิ౪◟ิ‵ )・・・・

それはこちらに持って来ております。
でも大丈夫です。私の名前でネット検索しますとね・・・・

あっいや、だめです。ネットだけは。

このブログがでてしまうからです•(΄◞ิ౪◟ิ‵ )・・・・・
  平成28年3月24日 文責 弁護士 菊谷淳子







posted by KEYAKI at 02:44| 民事事件

2016年03月22日

毒きのこのヤマ

お成城石井には不思議な食材がいっぱいあって、食材探しはわくわくします。今日の目玉商品はおフランスから届いたマッシュルーム

舶来のマッシュルームになんとなく心惹かれ、マッシュルームのポタージュでも作るか。と珍しくやる気になった私。早速購入しまして、自宅で調理開始。

や、

マッシュルームのはじに何かはえているような・・・・


まさかね(΄◞ิ౪◟ิ‵ )

都合の悪いものは見なかったことにして、サラダとガーリック豆苗炒めとスープにして食べました。

が、その夜、事務所でごとごと仕事をしていて。
あのキノコのはじに生えていたのは何だったのか、だんだん気になってきました。

キノコの毒は主に神経毒です。

笑いが止まらなくなって死んだりしないだろうか
(´⊙艸⊙`)・・・・



その時です。


さて、今日は笑う相続人についてのお話です。
遺言がない場合には、遺産分割は法律で定められた順番で法定相続人で分けることになります。
配偶者と直系卑属(子や孫)がいない場合、本人すら予期しない人物が相続することも起こります。
親族ではあっても生前に交流があるとは限りませんから、本人と全く交流したこともない人物が相続することもあります。そういう本人と生前交流が薄い予期せぬ相続人を所謂「笑う相続人」と言います。

サスペンス劇場に出てくる、舅が死んでほくそ笑む婿、なんていうのとはちょっと違います。

笑う相続人自体は別に悪いというものではありませんが、多くの被相続人にとっては不本意ではないかなと思います。遺言さえあえればそういうことは防げるのですから、できる間にさっさと遺言を作っておくのがいちばんよいと思います。



電話が鳴りました。ボス(⊙◞౪◟⊙)からです
ただそれだけなのにおかしくておかしくて。    

菊  もしもし先生? いひひひひ(⊙◞౪◟⊙) うふうふふいひひひひひひ 助けて・・・・ふはははははははは(⊙◞౪◟⊙) 
   ぐえっへっへっへへへ(◞≼థ≽◟◞౪◟◞≼థ≽◟)


ボス(⊙◞౪◟⊙) 間違えましたっ  


ボス(⊙◞౪◟⊙)は今日事務所に来ない気がします。    
平成28年3月22日   文責 弁護士 菊谷淳子    
posted by KEYAKI at 22:32| 民事事件

2016年03月18日

昼と夜のはざまで

最近は電子手帳で期日管理を行っていますが、やはり間違いを防ぐためには紙ベースの「手帳」が役に立ちます。ただ、手帳には慌てて書きこむことがたまにあって、そういう場合は後で読んで分からなくなることがあります。

ボスの手帳を確認していた事務員が、見慣れない単語を見つけました。


 折木


オレキ? 裁判官の名前かな。

本人(⊙◞౪◟⊙)もわかりません



さて、当事務所のある高田馬場は新宿区で、歌舞伎町はわりと近くです。世界に知られた歓楽街の歌舞伎町には、飲食店、ゲーム店、パチンコ店。風俗店。ありとあらゆる娯楽施設がひしめき合っていて、若い男の子も女の子も沢山働いています。

みんな余所から働きに来ている子達です。

二十代はまだ、ふらっと入ったこの街でもどうにか生きていくことができます。でも。三十代になるとこの街で生き残れるのはほんのわずか。相当の覚悟と実力が必要です。

夜の世界で生きている男の子も女の子も、みんなそんなことは分かっています。いつかは家族を持ちたい、昼の仕事もしてみたい、と考えている子は沢山います。
でもそれは決して簡単ではないのです。彼らを隔てる昼の世界との大きな壁。それはここで手にしてしまう予期せぬ大金だけではないのです。

彼らの多くは高校までは卒業しています。でも2桁・3桁の引き算ができなかったり、割り算ができなかったり。てにおはが間違っている子もいます。昼の世界ではそういう知識は必要です。そういう生きていくのに本当に必要な基礎学力がまだ足りない子達が沢山いるのです。

どうして学校が、まだ早いうちに気づいてくれなかったのか。どうして生きていくのに必要な知識すら身につけていないのに放置してそのまま卒業させてしまうのか、高校生になってしまえば、今更割り算がわからない。と恥ずかしくて言えなくなってしまいます。

字をとても小さく書く子達も多いのです。それはなぜか。自信がないからです。みんなが知っていることをしらないことが恥ずかしいと思っているからなのです。

いくつからでも勉強できると知って欲しい。100円均一でもドリルは買えます。自分で解くのが難しければ、近くにいる大人に少しずつでも聞いて欲しい。人が人らしく生きていくために必要なものは知識です。30歳を過ぎていても良いので、知識をどん欲に吸収して欲しい。彼らと話をするとき私はいつもそう願ってやみません。



さて、これが人名なのか。それとも地名なのか。それとも何か重要なキーワードなのか。

カレンダーと首っ引きで考えました。もしやこれは!


栃木


何年生から始めましょうか•(◞≼●≽◟◞౪◟◞≼●≽◟)
  平成28年3月18日  文責 弁護士 菊谷淳子
posted by KEYAKI at 00:44| 民事事件

2016年03月14日

所帯念仏


ひな壇に家財道具を沢山並べているおひな様はあこがれでした。
しかし合理性を重んじる私の祖母、芳子さん(享年62歳)が用意してくれた初節句のおひな様は、内裏びなではなく、でっかい市松人形風立ちびな。家財道具どころではありません。芳子さんはその後さっさと旅立ってしまったので、私の父が(自身にとって姑である)おばあちゃんの思いだからねと毎年せっせと飾ってくれていましたが



一世を風靡した万念寺のお菊人形※が二体並んでいるようで、


ひな祭りの時期は「あなたの知らない世界」放送日と同じくらい恐ろしかったものです。


さて、おひなさまは男雛と女雛であることはなんだか当たり前のように思っていましたが、考えてみればそれは誰にでも当たり前といえる時代は変わるのかもしれないなと思います。

最近、ニュースなどでもよく出ているLGBTという言葉は、セクシャルマイノリティーを限定的に表す言葉で、Lはレズビア(女性同性愛者)、Gはゲイ(男性同性愛者)、Bはバイセクシュアル(両性愛者)、Tはトランスジェンダー(生まれた性別にとらわれない性別のあり方を持つ人)を意味します。これ以外にも性的少数者はいますが、それ以外は含みません。

よくこれらの少数者を婚姻制度から排斥する理由として「家族になっても子供もつくることができないくせに。」というものが挙げられることがあります。

では。子供を授からなかった夫婦は夫婦としての法的地位が認められなくてよいのでしょうか。


子供が死んでしまった年老いた夫婦はどうでしょうか。



熟年で結婚するご夫婦には夫婦として法的地位を保証する意味がないのでしょうか。


家族の意味は単なる子供を作る関係ではなく、運命共同体の中の人と人とつながりにあるのだと私は思います。人によってそれは異なります。血縁を何より重んじる方もいらっしゃるかもしれません。しかし私は、弁護士になって以来、血縁ではない本当の人と人とのつながりというものも存在することも見ています。逆に血のつながりがあっても心が寒くなるような仕打ちが家族のなかで起こっていることも見たことがあります。


だとすれば、血縁の子供を作れるかどうかは法律が家族として認めるか否かとは関係ないのではないでしょうか。


この種の排斥論の本当の根拠は生理的嫌悪感です。私だって個人的にはある種の組み合わせには非常なる生理的嫌悪感を持っています。しかし自らの生理的嫌悪感は自らかぎりのもの。人のことをどうこうまでいう権利までないのです。

人間は本当に多様性を有する生き物です。その多様性こそが文化をはぐくみ。社会を進化させてきたのだと思います。ですから、自分と違う者を排斥することはサルに戻るようなものではないでしょうか。



今は、怖くないおひな様を飾っています。

ちゃんと家財道具もつけてね。

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平成28年3月14日  文責 弁護士 菊谷淳子
   ※ 万念寺のお菊人形 昭和の子供達に多大なる衝撃とトラウマを与えた有名な市松人形。
posted by KEYAKI at 00:23| 民事事件