2016年01月29日

夜の国から5 青い鳥を探して


白一色の世界をひたすら歩きます。
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心は夢とうつつを行ったり来たりするのですが、大体寒いところではろくなことが浮かんできません

そういえば・・・・

うちの冷蔵庫、4時間で牛乳が凍るようになったなあ
(◞≼●≽◟◞౪◟◞≼●≽◟)


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それにしても遠い。本当にこの先に幻の蒼はあるのかしら


そういえば・・・・

最近ドライヤーも焦げ臭いなあ
(◞≼●≽◟◞౪◟◞≼●≽◟)


本当に蒼は見つかるのかしら・・・・

なぜかちょくちょく我が家の電化製品のことが浮かびますが、その煩悩を振り払いながら幸せの青い鳥を探しに行く気分です。

さて、この仕事をするようになってから幸せというものがどういうものなのか、つくづくよく考えます。

私は夢のなかでも旅行にでかけているほど旅行好きなので、旅に出ている時間が一番幸せです。たとえ仕事であっても遠方にはるばる出かけるのは大好きですが、一番の幸せは、一人で仕事に関係なく遠いところにでかけ、一人で好きなだけ綺麗な光景を眺めることです。

心惹かれる文人は、西行法師や種田山頭火、尾崎放哉。この三人はいずれも、ある日突然、すがる妻子を振り切って旅に出、そのまま放浪の末に果てた、家裁にかかる事件が何件も思い浮かびそうな方々です。

家族に囲まれた幸せも一つの幸せです。しかし他方で、そういうものから解放されたいという気持ちが時として人によっては湧いてきてそれが幸せ、という場合があるのも私には何となく理解できます。

男性から離婚を求める事案では、時々ですがそういう場合があります。
私は、放浪したい人の気持ちはよく分かります。

ただ、そうするなら、西行や山頭火や放哉、お釈迦様がしたように、

持っているものはほとんど妻子に置いていく

それが必要条件でないかと思います。
そしてもしそうするなら。妻子は彼を自由にしてやらなけれなならないのではないか、そんな風に私は思います。

お裁判所もそうですよね(◞≼●≽◟◞౪◟◞≼●≽◟)



幸せは主観です。自分を幸せにするのは自分。でもそれは他人を不幸にしないでという制約付の幸せなのです。



今回の旅の目的地、たどり着いた蒼の世界は夢のようでした。
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幸せだなあ・・・・

満足です・・・・

人生の夏休みをそろそろ終えるか・・・・

いや、その前に・・・・

冷蔵庫買い換えないと(◞≼●≽◟◞౪◟◞≼●≽◟)

平成28年1月24日 文責 弁護士 菊谷淳子
posted by KEYAKI at 00:39| 放浪の記

2016年01月20日

夜の国から3 天と地の境で

白一色の天と地を太陽がこじ開けようとしているのを横目に、幻の青を求めてバスでひた走ります。
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人工の大半が首都のレイキャビクに集中しているため、たまに数件の民家が寄り集まる集落は見えるものの、殆ど荒野です。

夏はちょっと羨ましかったのですが
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冬はそうでもありません(΄◞ิ౪◟ิ‵ )
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さて、こういう緊急の相談を受けることがあります。
告訴され、公判が○月○日に開かれると言う通知が裁判所から来ました」

実はこの表現は正確ではありません。告訴、公判、はいずれも刑事裁判の領域の用語だからです。
刑事事件と民事事件では天と地ほどの差があります。
身内からこういわれたらちょっと慌てるかも知れません。

正しくは、「提訴され、口頭弁論期日が○月○日に開かれる」なのですが、テレビドラマでおなじみの裁判用語がどうしても刑事事件よりになってしまうので、致し方ないことです。もちろん、こちらは想定していますので、間違えることはありません。


正午頃、日が昇ります。
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凍った大地へ幻の青を求めて東へ進みます。風が強いので本当に寒くて危険です。

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ここで何かあったらちょっと心配です。

 グリーンランドはやっぱり赤道の近くなんでしょ♪なんて言っていたボス(⊙◞౪◟⊙)に

 ランゲルハンス島に行ってきます(⊙◞౪◟⊙)/

と言ってきてしまったので
  平成28年1月20日  文責 弁護士 菊谷淳子
   ※ ランゲルハンス島・・・世界地図に存在しない島。実は意外なところにある
※※  もちろん事務局には行き先を遺しています         
posted by KEYAKI at 00:44| 放浪の記

2016年01月18日

夜の国から2

午前11時50分ころ夜が明けて、2時間ちょっとくらいの昼がきます。
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お買い物をしたり、葉書を書いたり、コーヒーを呑んだり。誰とも口をきかない1日を満喫しています。
治安はよろしいので、一人でぶらぶらしても高田馬場より安全です。

ただし、うっかりはできません。


コーヒーとクロワッサン1個で2000円(◞≼●≽◟◞౪◟◞≼●≽◟)

しますので。


さて、この国に人が定住し始めたのは紀元800年ころ、日本で言えば平安京が出来たころくらいです。
デンマーク、アイルランド、スコットランドあたりから入植したと言われています。公用語は世界一難解なアイスランド語ですが、学校でデンマーク語と英語を学ぶので、国民の殆どはトリリンガルです。

英語はきちんと通じます。特に50歳以下の人の英語は綺麗に聞こえます。

当然ですが、アイスランド人同士は外国人には全くわからない難解なアイスランド語で会話します。これは国民のアイデンティティティを保つ上で非常に重要なことです。

自国の言語というのは外国に政治的・経済的な侵略を許さない、その国の最後の砦です。

日本では最近、日本の会社の中での公用語を英語にしたり、小学生に文法を伴わない中途半端な英会話を学ばせたりしています。しかしこれらは、英語圏に利益こそ与え、日本が英語圏に経済的・政治的に支配されるという将来大変危険な目に併せるのではと私は危惧しています。

国策としての英語に必要であるべき本当のレベルは英語圏の大卒程度の英語を話せる程度だからです。

国内の流通、製造業に至るまで、母国語ではない英文契約書によって英語圏の国にインセンティブを採られてしまっては困るのです。

おぞましいことに、英語を使うことのできる日本人専門家の中にも、英語至上主義の勘違いははびこっているようです。日本企業の契約書を英文で作成する日本人弁護士、日本人の依頼者に平然と英文の契約書を送ってくる日本人米国公認会計士は実在します。依頼者にとって大事なのはグローバルスタンダードではありません。依頼者自身の利益です。


さて、コーヒーショップでざっと60枚ほどの葉書を書き終え、投函しにいきました。
物価が高いので何事もびくびくしておりましたが、何度確認しても、郵便料金が大変お安いのが気になります(΄◞ิ౪◟ิ‵ )

大量の被害者を出してしまわないか
(΄◞ิ౪◟ิ‵ )・・・・


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 平成27年1月18日  文責 弁護士 菊谷淳子
posted by KEYAKI at 00:00| 民事事件

2016年01月08日

夜の国から1 神のみもとは?

午前10時なんですが。
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大好きな氷国再訪。北極圏なので今この国は一日のほとんどが夜です。

夜型ですので、大歓迎ですが。

この教会は世界で最も北限に建つ教会で、レイキャビクのもっとも有名なランドマークです。
アイスランドの国教はプロテスタント系キリスト教(ルター派)で、国民の8割が信者だと言われていますが、実際は違うようで、神様を否定はしないが信じていない人が3割、神は幻想であると積極的に否定する人たちも2割弱いるようです。この10年ほどの経済危機と天災という苦難が神様から人を遠ざけたのかもしれません。

日本人の仏教との距離感と少し似ているような気がします。

迷信と異なる、ごく一般的な宗教は個人的な生活規範であるかぎりは、法規範と同じような働きをします。仏教だって、キリスト教だって、「殺生してはならない」「盗んではならない」という規範があり、それは人として生きるためのごく一般的なルールです。反すれば法律にも反するようなものが大半です。これはユダヤ教でもイスラム教でも同じです。

しかし個人的な生活規範や哲学としての存在を超え政治的になってしまうと、他宗を認めない、という性質をもついわゆるカルトになってしまいます。大体のカルトは過激で分かりやすいですから、精神的に自立していなかったり、未熟であったりすると魅力的に見えるものです。

ではこのアイスランドの神様空白部分に、カルト等がはいりこだりしないのでしょうか。

レイキャビクの本屋では、心を落ち着かせるために、というマンダラ塗り絵の本がたくさん売られていました。種類も豊富で流行っているようです。心を鎮めるのは自分でね、という北欧らしい考え方です。心の糧は神のみにあらず。

将来、カルトが入り込む可能性が0とは言い切れませんが、哲学としての宗教観は、現在のところ我が国のそれより成熟しているのかもしれません。
カルトというのは、なにかにすがりたいという気持ちに入り込みます。まずは自分でね、という自立の考えの社会には入りにくいのかな、と思います。

それに、この国にはよくも悪くもそういうすがりたい派がすがる、黒魔術が有りますので。

ところで、私は、この教会を杖とも柱とも頼みにしております。

ホテルまでの目印にね(΄◞ิ౪◟ิ‵ )
posted by KEYAKI at 00:44| 民事事件