2017年07月04日

雷電の受難

ボスの顔にボツボツが一杯出てきました。
もしかするとステロイドの影響かなとは思うのですが、良い薬はないかとずっと気がかりでした。

帰宅途中、大きなガマガエルを発見。あやうく踏みそうになりました。
普段なら、おお、おっきいな〜くらいで通り過ぎるのですが、ふとボスのボツボツを思いだしました




(◞≼●≽◟◞౪◟◞≼●≽◟)がまの油効くかな


思い立ったら吉日。
100鈞で虫取り網を買い、それをもって次の夜・・・・・。


ところで、拘留というマニアックな刑罰についてお話しします。
拘留は裁判で下される刑罰の一つで、刑事施設(刑務所)に収監されそのまますごせと言われる自由を制限される刑(自由刑といいます)で、1ヶ月未満のものをいいます。禁固はおなじく刑事施設に収監されるのですが、1ヶ月以上です。禁固と拘留では期間が大きく違います。

ですから刑罰として重い順番を聞かれたら、
懲役>禁固>拘留 と説明することになります。
ただし、拘留には執行猶予がありませんので、執行猶予のある禁固刑と違って、確定したら実刑に処されます。

ただ、この拘留という刑罰自体が適用される場合が非常に少なく、1年に約33万件くらいの刑事事件の中でわずか4件ほどです。
私もいままで見た事はありません。ただ、禁固と違って確実に実刑なので、期間は短いとはいえ本人は嫌な判決だろうと思います。


さて、その夜は大漁でした。動物愛護の精神からなるべく殺生は少なくしたいので大きなガマガエルをねらいました。私がつかまえたガマガエルは3匹。どれも体調10センチ以上で大きく、二匹はじたばた暴れていましたが、一匹ものすごく大きく、風格があるヤツがいました。大きいがまは雷電、あとの二匹は四ツ車と九竜山としよう。

がまの油作りは串刺しにして天日に干し、乾燥させて細かくして、油に漬ける、という工程なのですが、いろいろ忙しかったので、作業は数日後にするつもりでした。雷電は相変わらず堂々と、四ツ車と九竜山はあいかわらずじたばたしていました。かわいいと美味しそうが両立する私でも、ちょっと情は移ります。

ですが、彼らの受難は一人の人物によって救われました。

ボスです

(;゚;ж;゚; )えぇぇががががががまっ?それってアレだよねカエルでしょ、え菊谷さん作るの?

え、いや、その、ボク治ったよ、本当に、ほらつるつる(✧≖‿ゝ≖)

ボツボツだらけの顔に脂汗(;゚;ж;゚; )をかいてぴょんぴょん逃げていきましたので、がまどもも無事お解き放ちです。ごめんね雷電。おたっしゃで。

平成29年7月5日  文責 弁護士 菊谷淳子

※ 雷電為右衛門 江戸時代の名力士。めちゃくちゃ強かったのに横綱になっていない。
四ツ車大八  適当な名前だが実在した江戸時代の力士。けんかっぱやかった。
九竜山波右衛門 江戸時代の力士。四ツ車と一緒にやった江戸いちばんの大喧嘩で有名
posted by KEYAKI at 02:03| 割とあほなはなし

2017年07月03日

小さな刺客

よく日に干した布団、綺麗に洗濯したシーツ。
お気に入りの音楽をききながら、その日もゆっくり極上の眠りにつくはずでした。

人類最大の敵の襲撃までは。

強烈な脚のかゆみで目が醒めました。カ〜と、羽音が耳に響きます。
かゆい、くそう、かゆい。かゆいかゆいかゆい

まだ6月と思って油断していたので頼みの綱のキンカンを切らしていました。

かゆいかゆいかゆいかゆいかゆいかゆいかゆいかゆいかゆいかゆいかゆいかゆい
ああ、かゆい。

かゆいというのは人類の苦痛の中でも最たるものの一つです。拷問の手段や死刑の方法に選択されるくらいです。

かゆいかゆいかゆいかゆいかゆいかゆいかゆいかゆいかゆいかゆいかゆい
何か紛らわすことのできるものはないか

消毒液を塗ってみたり、氷をあててみたり。
サル並の対応策(΄◞ิ౪◟ิ‵ )しか思い浮かびません。

さて、今日は「代わり」の話です。
休暇を取ろうとしたら、休むなら代わりを見つけてね、と言われるので休めないという相談がたまにあります。

「代わりを(労働者の側が)みつけなければ休暇は与えない」というのは実は違法です。
代わりを見つけるのは使用者(雇っている側)の義務だからです。

使用者は、原則として労働者の申し出た時期に休暇を与えなければなりません。その例外として時季変更権はありますが、それは使用者が代替手段を講じることを尽くしてからなのです。代替要員を見つけるのもその一つです。

「代わりを見つけられなかったのに欠勤した」と使用者側が労働者に損害賠償を請求するぞという脅すケースまであるようですが、とんでもない話です。

人員ギリギリの零細企業にまでガチガチに労働法の適用をということに私は疑問を感じることがよくありますが、「代わりを労働者側に見つけさせる」というのは論外です、
若い真面目な人達には、「代わりをみつけないと休めない」と本当に思って休みたくても休めない方がまだ沢山いるのではと気がかりです。なんだか変だな、と思ったらググるなり、法律相談に行くなりして聞いて見て下さい。



ファラオがその眠りを妨げた者に呪いをかける気持ち、今よくわかります。

狼藉者を成敗したい。
しかし闇夜。羽音はするのにどこにいるのかわっぱりわかりません。
蚊取り線香もきらしていまして。

代わりのものがないか
そうだ


次の日、事務員が今日の菊さん、おばあちゃんの臭い と笑っていました。


昨日必死で炊いたもぐさいい気分(温泉)のせいです。
  平成29年7月2日 文責 弁護士 菊谷淳子

posted by KEYAKI at 16:09| 民事事件

2017年06月27日

正確な間違い

たいして子ども好きではありませんが、人気はそこそこあります。

友人の息子K太(4歳)がピアノを習い始めたというので、ついどれどれ、っとちょっと眼の前で弾いてみせると、普段私のことを妖怪か魔人と認識しているK太は予想以上に驚嘆していました。

まるでチンパンジーが算数を解くのを目撃したかのように(΄◞ิ౪◟ิ‵ )

K太はここで自分が魔人に勝たなければいつか地球を侵略されると思ったのか、毎日一生懸命練習するようになり、時々進捗を報告してくれます。

魔人としては簡単に地球侵略の夢を諦めるわけにはいきませんから、しばらくはK太の前に立ちふさがるつもりですが、困った。

実は邪念の多い私は譜面通りに弾くのは苦手。クラッシック音楽は無駄に長いように思えて、この音がない方がいいとか、このフレーズいらないとか適当にはしょったりアレンジして弾いてしまうからです。

さて、私どもは、契約書のチェックなども随時行っています。
契約書で使用される文言はできるだけ法律用語を使い、後日紛争にならないように定義のあいまいなものは明確に、とチェックするのですが、意外に契約書中に無造作に使われている文言があります。
「ものとする」

1 甲は乙に○○を支払う。
2 甲は乙に○○を支払うものとする。


なんとなく格好が付くという理由で2を使っている場合が結構あるのではと思います。しかし実は法律用語では「ものとする」は「しなければならない」に近い弱い義務付けだとされています。ですから規定する際には、不用意につけてしまうのではなく「しなければならない」に近い性質のものかどうかを考えて付ける必要があります。

裁判上の和解では余計な文言がついて強制執行ができなくなるものもありますから最新の注意を払うくらいです。
というわけで、単なる語尾ひとつとっても、契約書の文言は非常に大事です。
まして自分たちの言葉で規定する契約書は大事です。
ですから、私は日本社会で不完全な社内英語や不用意な英文契約書が飛び交うということに、非常に危機感を感じています。


さて、自分は赤信号を歩いても子どもには青信号を渡って欲しいと思う大人がいるように、私はK太にはクラッシックを正確に全うに弾いて欲しいなと願っています。
そんな私が彼の前に立ちはだかることができるのはせいぜいあと10年くらいだろうと思います。でも魔人は諦めません。その後3年ほどは秘策があります。

今のうちにせっせとアニメやゲームの名曲の鉄壁のアレンジ曲をストックしておくつもりです(΄◞ิ౪◟ิ‵ )
  
    平成29年6月27日 文責  弁護士 菊谷 淳子
posted by KEYAKI at 00:44| 民事事件

2017年05月08日

知らない舞台

わが事務所のあるビルの一階エレベーターホールにはテレビが設置されていて、NHKだけ流れています。
私はテレビを持っていませんので、テレビとの唯一の接点はこのエレベーターホールのテレビ。
たまたまなんですが、そこで朝ドラが流れていました。見てびっくりしました。

茨城から集団就職?・・・・

東京・茨城は近い。十分日帰り圏内、下手をすると通勤圏内です。
昭和30年だの40年だのでもやっぱり日帰りだったはずです。

関西の方にわかりやすく説明すると、大体播州赤穂から大阪くらいの距離と思っていただけるとイメージしやすいでしょうか。そして菊谷の心の声は言っています。

辺境の支部も含めて水戸地裁に出向くときは日帰りなり。アーメン(΄◞ิ౪◟ิ‵ )

もう少し無難な場所に舞台をもってくればいいのに、あえて茨城にしたのは何か理由があるのでしょうが、脚本家は茨城にあまり行かない方なのかな・・・・。

さて、テレビドラマの中の刑事ドラマではよく検察官が現場を検証したりしますが、実際は検察官は電話で捜査を警察に指示しているだけで、実際に現場に赴くことはあんまりありません。(気軽に出向いていたら事務官の分も交通費とか発生しますから役所もいい顔をしないはず。)

しかし、実は弁護士が民事事件でもやはり現場は見に行っておこうと思う事はよくあります。
例えば、事故態様に争いのある交通事故の事故現場
google mapなんかで検索すると、その場所の写真はネットで簡単に拾うことができます。
しかし実際行ってみないとわからないこともあります。
例えば、夜の明るさとか実際の交通量。物音がどれだけ聞こえる場所なのか、現場からの見通しはどうか。
当事者の見た事、した事をイメージしやすくなりますし、気付くことがあることもあります。
その一手間を惜しんで真実を見失うのはもったいないので、私はできるだけ見に行くようにしています。


実はもうひとつ、朝ドラに違和感を感じていることがあります。
茨城県高萩からだと、中学生が集団就職で東京になんか出る必要がそもそもあるのか。

すぐそこに日立があるのに?
平成29年5月8日 文責 弁護士 菊谷淳子 
posted by KEYAKI at 02:08| 民事事件